イベントデザイン
イベントデザイン・・・出展企業の理念と商品のこだわりを伝える空間表現
私自身が建築設計に加えて食品輸入販売の仕事を手掛けることとなり、展示会等への出展を通じて“イベントデザイン”のあり方を考えるようになった
イベントは限られた期間の中で開催され、明確な目的を持って展開される
そして、その効果が重視されるが、効果とは来訪者の展示商品への関心であり、
取引成立など企業の業績向上につながることが出展の主目的である
そのためには出展商品の特性（こだわり）をアピールし、来訪者を引き付ける場
をつくり出す空間デザインが求められる
会場には視認性を高めるため、奇をてらうデザインもあるが、海外の展示会に比
べ日本にはデザインと言えないような場づくりが目立つ
私がVIEBONの仕事に参画してから海外の食品展示会を訪れる機会が増えたが、その全
体の会場構成からブースデザインに至るまで日本の展示会に比べデザイン力に大きな
差があることを感じる
目立つことも大切であろうが、個が目立つことを抑え、全体の場づくりの大切さに
気づいた時、日本のイベントデザインは良い方向へ進むのではないだろうか
海外の展示会風景 － 会場構成に統一感がある
国内の展示会風景 FOODEX JAPAN
VIEBONの出展
視認性と集客性から出展目的を見据えて
展示会では展示する商品及び企業のイメージを感じさせる見せ方が求められる
来場者からは商品が見やすく、立ち寄りたくなる場をつくる
店舗やショールームと違い、展示会は数日間の短期開催であり、出展した成果が求め
られるイベントデザインは一般の建築設計と違う難しさがある
