住宅建築
人が「住まう」ことを目的にした住宅建築はある意味、建築の原点である
そこは、住む人の住まい方(ライフスタイル)に沿った建築がつくられる
その住まい方を見つけ出し、それを具現化するのが建築設計であろうか
住まい方を決めるのは設計を業とする建築士、建築家の場合もあろうが、昨今は
住まい手自身が決めることが多く、住まい方の幅も広がってきたことがわかる
住まい手は住まいに快適さを求める
快適さは建築においてどのように表現すべきか
快適さも美しさと同様、人の内面で感じることであり心理的要素が影響する
そう考えると建築は様々な心理的状況を柔軟に受け入れる場をつくるもので
なくてはならない
建築家菊竹清訓は生活状況の変化に対応する住宅建築の方法論を提案し自邸
「スカイハウス」によってそのコンセプトを表した
ここにおいての住まいの快適さは機能性を捨て、空間性へと向かう